
LINE公式アカウントで回答フォームを作成する3つの方法


LINE公式アカウントで回答フォームは作れる?
具体的な作成方法を教えてほしい
結論から言うと、LINE公式アカウントで回答フォームを作成することは可能です。本記事では、LINE公式アカウントで回答フォームを作成する3つの方法と、それぞれの特徴やメリット・デメリットを詳しく解説します。
アンケートや問診票などの紙ベースの回答フォームをデジタル化することで、印刷代の削減や回答後のクーポン自動配信、データ集計の自動化など、様々なメリットを得ることができます。
ただし、LINE公式アカウントの標準機能には制限が多く、本格的な回答フォームを作成するには外部ツールとの連携が必要な場合もあります。本記事を参考にしながら、ご自身に最適な方法で回答フォームを作成してみてください。
LINE公式アカウントで回答フォームは作成できる?
LINE公式アカウントで回答フォームを作成することは可能です。
詳しい作成方法は後述しますが、LINE内で回答フォームを作成すれば以下のようなメリットがあります。
- 紙の印刷代を削減できる
- 回答後にクーポンなどを配信できる
- データ集計まで自動化
まずはそのメリット・特徴を押さえておきましょう。
紙の印刷代を削減できる
アンケートや問診票などを紙で作成している方も多いと思いますが、それをLINEに置き換えるだけで用紙代や印刷代などの余分な経費を削減できます。
また、記入する文字量が増えるほど、スマホで入力した方が時短にもなり、字が汚い方でも気にすることなく回答していただけます。
回答後にクーポンなどを配信できる
LINE公式アカウントの回答フォームでは、アンケートに回答してくれたユーザーに対して、自動でクーポンやお礼メッセージを配信することができます。
データ集計まで自動化
LINE公式アカウントで回答していただいた情報は、LINE内の友だち情報と紐づいて自動的に集計してくれます。
それだけでなく、回答していただいた情報をもとに、ユーザーを絞り込んでメッセージを配信したり、その人に合わせた商品・サービスをご案内したりすることが可能です。
LINE公式アカウントで回答フォームを作成する3つの方法
LINE公式アカウントで回答フォームを作成するには以下3つの方法があります。
- LINE公式アカウントのリサーチ機能
- Googleフォーム
- L Message(エルメ)のフォーム作成機能
LINE公式アカウントのリサーチ機能には制限が多く、GoogleフォームではLINEとの連携ができません。
ここからそれぞれの特徴を詳しくご紹介していくので参考にしてください。
LINE公式アカウントのリサーチ機能


LINE公式アカウントの「リサーチ」機能で、簡易的な回答フォームを作成できます。
ただし、このリサーチ機能には以下のような制限があります。
- 回答数が20件未満の場合は回答結果を確認できない
- 未認証アカウントでは「自由回答」が使えない
- 匿名式で誰が回答したのかわからない
- 電話番号などの個人情報は取得できない
- リサーチ期間に入ると編集できない
このように制限が多く、あまりオススメはできません。
匿名式で性別や年代などの簡易的なアンケートを作成する場合であれば、比較的簡単に回答フォームを作成できるので活用してみてください。
このリサーチ機能については以下の記事で詳しく解説しています。回答フォームの作成手順から配信方法、ご利用時の注意点もまとめていますので参考にしてください。


Googleフォーム


Googleフォームとは、Googleが提供している無料のフォーム作成ツールです。Googleアカウントがあれば誰でも利用することができます。
Googleフォームでは以下の回答形式が用意されており、目的に応じて柔軟に回答フォームを作成できます。
- 記述式(短文)
- 記述式(長文)
- ラジオボタン
- チェックボックス
- プルダウン
- ファイルのアップロード
- 均等目盛
- 評価
- 選択式(グリッド)
- チェックボックス(グリッド)
- 日付
- 時刻
また、条件分岐機能を使えば、回答内容に応じて表示する質問を変えることも可能です。
回答データは自動的にGoogleスプレッドシートに保存され、リアルタイムで集計結果を確認できます。さらに、メール通知機能を設定すれば、新しい回答があるたびに通知を受け取ることも可能です。
ただし、LINE公式アカウントと連携することはできないため、回答内容とLINEの友だち情報を紐付けられない点には注意しましょう。
L Message(エルメ)のフォーム作成機能


エルメにも以下のような回答形式が用意されています。
- 短文回答
- 長文回答
- 日付・時刻
- 単一選択
- 複数選択
- ファイルアップロード
- 診断コンテンツ
- リマインド
- 規約の同意
エルメのフォーム作成機能には、装飾パーツも用意されており、初めての方でもデザイン性の高いキレイな回答フォームを作成することができます。
また、回答内容に応じて質問を変える条件分岐機能や、回答結果によってオススメ度や適合率を自動で判断する診断コンテンツ機能なども充実しています。
そして何より、LINE公式アカウントの友だち情報と紐付けできるので、回答内容に応じてメッセージを絞り込み配信することも可能です。
L Message(エルメ)の回答フォームの活用例
ここから、L Message(エルメ)の回答フォーム活用例をご紹介します。
もしもまだエルメを開設されていない方は、以下の記事でエルメの登録方法を詳しく解説しているので参考にしてください。


回答フォームの作成
まずは回答フォームを作成するところから見ていきましょう。


エルメにログインし、フォーム作成の画面を開いたら「新規作成」をクリック


フォーム編集画面で質問項目を追加していきます。


共通デザイン設定のタブでは、回答フォームのデザインを整えます。


メッセージ・アクション設定のタブでは、回答後のメッセージや特典などを設定できます。


設定ができたら、フォーム作成の管理画面に戻り、「URLを表示」をクリック


回答フォームのURLが表示されるので、コピーしてLINEで友だちに送付しましょう。


送付されたURLを開くと、作成したフォームに回答できます。
L Message(エルメ)のフォーム作成機能について、より詳細な作成方法や注意点などは以下の記事で解説しているので、興味があれば参考にしてください。


回答データの確認
次に、回答データの確認方法をご紹介します。


フォーム作成の管理画面で「表示」をクリック


フォームに回答された友だち一覧が表示されます。
確認したい友だちの右側にある「回答表示」をクリックして回答内容を確認しましょう。


もしくは、フォーム作成の管理画面で「CSV」をクリックすると、CSV形式でデータを確認することもできます。
事前にGoogleスプレッドシートと連携しておくと、回答されるごとに自動で反映させることも可能です。
メッセージの絞り込み配信
最後に、回答していただいた情報をもとに絞り込み配信する方法をご紹介します。


左側のメニューから「メッセージ配信」を開きます。


メッセージ配信の画面が開いたら「新規作成」をクリック


↑こちらの画面で、管理名、配信日時、配信するユーザーの設定を行います。
まずは管理用タイトルとメッセージを配信する日時を設定しましょう。
エルメでは、すべての友だちに一斉配信することも可能ですが、特定の条件でユーザーを絞り込んで配信することも可能です。
絞り込み配信を行うには、「絞り込み」にチェックを入れて「設定」をクリックします。


↑こちらの画面で、配信するユーザーを絞り込みます。


例えば、回答フォームで性別と年代を取得していた場合、付与されているタグを選択することで簡単に絞り込むことが可能です。
設定ができたら「保存」をクリックしましょう。


設定した内容を確認して問題がなければ「メッセージの登録に進む」をクリック


メッセージの登録画面が表示されるので「メッセージ追加」をクリック
事前にテンプレートを作成している方は「テンプレートから追加」を押してメッセージを追加しましょう。


↑こちらの画面で、配信するメッセージを作成できます。
エルメではテキスト以外にも、パネル形式のボタンや画像・動画などのファイルも配信可能です。メッセージの内容に応じて、上部のメッセージタイプを選択しましょう。


メッセージが作成できたら、先ほどの画面に作成したメッセージが登録されています。
更にメッセージの吹き出しを追加したい場合は、同じ手順でメッセージを作成しましょう。
完了したら「配信内容を確認して送信に進む」をクリック。ここで一度下書き保存をすることも可能です。


設定した内容が表示されるので、メッセージの内容、配信日時、絞り込み条件などを確認して、問題なければ「この内容で配信登録」をクリック


メッセージ配信の管理画面に、作成したメッセージが表示されていれば完了です。
あとは設定した配信日時に自動で配信されます。
まとめ|LINE公式アカウントで回答フォームを作成してみよう
今回はLINE公式アカウントで回答フォームを作成する方法や、メリット・活用例などをご紹介しました。
LINEで回答フォームを作成するには、主に以下3つの手段があります。
- LINE公式アカウントのリサーチ機能
- Googleフォーム
- L Message(エルメ)のフォーム作成機能
L Message(エルメ)を活用すれば、LINEの中に予約システムや問診票(アンケート)なども簡単に作成できます。無料プランでお試しもできるので、以下の公式サイトからぜひ使ってみてください。